WindFloat F：平板パネル構造に適したポンツーン型設計

特許取得済みのWindFloat Fは、第4世代のWindFloat®の技術を継承し、船舶建造や石油・ガス産業で一般的に使用される平板パネル構造の製作に適した幾何学形状を導入した浅喫水のポンツーン型設計です。

対称性をもち構造的に効率の良いデザインはシンプルで、構成部材の標準化に適しています。平板パネル構造は、世界の主要市場で使われている自動平板製造ラインと相性が良く、現在は制約が多いサプライチェーンですが、世界中でサプライチェーンオプションを拡大し、プロジェクトの実現を支援します。

WindFloat Fの理念は、モジュラー化によって製造プロセスを簡素化することにあります。各モジュール「ブロック」は、屋内の自動化されたラインで製造可能なため、生産効率の向上と高い品質基準を確保することができます。

ポンツーン型の浮力システムを備えたWindFloat Fは、喫水を最小限に抑え、フットプリントを削減することで、水深7メートル以上の浅い港湾でのタービン設置を可能にします。WindFloat Tと同様に、WindFloat Fもハル・トリム・システムを採用しており、年間発電量（AEP）の向上、風力タービンの負荷軽減、および運用効率の向上を実現しています。